2014年8月17日日曜日

Oppression Freedom vol.12@新大久保Earthdom 8/14


私がBirushanahに出会ったのはいつだったか忘れたけど、彼らの音楽は大好きだ。音源の数は決して多くないけどどれも楽しんで沢山聴いている。日本には素晴らしいバンドが沢山あるけどBirushanahは今一番好きかもしれない。ただライブに行ったことはない。
そんな彼らがこっちでライブをやるらしい。しかもフランスのドゥームメタルMonarch!と一緒に。今度こそ〜と思って仕事を文字通り放り出して私は新大久保に向かったのであった。
Oppression Freedomというのは日本のデス/ドゥームメタルバンドCoffinsの主催する企画のことらしい。今回BirushanahはMonarch!を招聘して「Blackest Summer」と銘打ち日本各所を巡っている訳だけど、その一環としてCoffinsの企画に出演という流れ。
前述の3つのバンドに加えてFuneral MothとRedsheerの2バンド、合計5バンドによるライブである。
私は19時過ぎに会社を逃げ出し、会場に着いた頃はFuneral Mothは終わっており、Redsheerのまさにラスト直前であった。

Redsheer
3人組のバンドでラストの曲は結構ドゥーミィーな曲展開。
ベースの人が楽器をおろしてフロアにおりて来て絶叫。恐い。これは恐い。なんともヘイトフルだった。すごい格好いい。ちゃんと見たかった…


Coffins
音源はもっているけどライブを見るのは初めて。どうやらボーカリストが交代したらしい。新しいボーカリストは長髪長身で見栄えが良いね。
「平日なのにたくさんの人に来てもらってありがとうございます。それではCoffins始めまーす。」と飄々としたMCにおほーとニヤニヤしているとあっという間に演奏が始まり、それがすげー重々しい音なもんで、えーまだこっちの準備ができてねえよ、という感じが非常に面白かった。
結構カッチリしたデスメタルなんだけど随所に入れてくるクラシカルなドゥームっぽいフレーズやギターソロがアクセントになっていて面白い。ドゥームだから決して速くはないんだけどバスドラムの連打が重くて戦車のよう。ズンズン来る。低速からの加速は気持ちよい。曲はライブ映えして、モッシュやサーフも発生していた。曲はどうみても邪悪かつダークなデスメタルなんだけど、ライブで聴くとこんなに気持ちよいのは不思議。

Birushanah
次はBirushanah。やっとこ見れる。念願の。勿論一番のお目当て。
セッティングからじーっと見てたけど佐野さんのメタルパーカッションは本当に楽器というか金属の塊で出来ているんですね。鉄板、鉄パイプ、タイヤ?、フライパン、ドラム缶と。
セッティング、ドラムソロ(ドラムが康平さんじゃなかったような…)からライブスタート。ギターとドラムでミニマルなフレーズを繰り返す、まさに嵐の前の静けさの様な雰囲気。Isoさんの声は朗々としている。ドラの音がどこから聴こえるんだろう?と思っていたら客席から佐野さんがステージに。メタルパーカッションが一気に曲を複雑なものに。金属的な音、勿論金属をぶったいている訳だから100%金属的だ。聴いたことあります?キンキンしている。超低温の氷がくだける様な鋭い音で震える。そうしていると曲が一気に爆発。Birushanahの音楽はギターもぶっ叩くように演奏する。勿論普通に演奏もするんだけど、聴いたことある人なら分かると思う、あのゴムン!とやるフレーズ。で、ドラムとパーカッションがいる訳だ。こうなると全員打楽器の様なもんだ。だからすごく原始的なのだ。そしてボーカルはデスボイスではないくて、声量のある呪術的な雰囲気のある独特なもの。和音階を意識した曲作りも相まって、太古の祭りの祝詞を聴いているようだ。サイケデリックと称されるのも恐らくここら辺が由縁だろうと思う。私もライブを聴いてそう思った。CD以上の大音量に自然に体が揺れる。滅茶苦茶気持ちよい。とてつもなく巨大なものの心臓の鼓動のようにしっくり来る。たぎるんだけど違和感がない。
佐野さんのちょっと滑舌の悪いMCではっと我に返る感じ。Isoさんが「じゃあ最後に人的欲求やるから」と「ヒニミシゴロナヤココロノトモシビ」からキラーチューンで締め。数え唄もやってくれー!!と思った。
いやー本当にすごかった。多分新曲が中心(といっても数はそんな多くないと思うけど)たっだと思う。やっぱりBirushanahは頭一つか二つ突き抜けているな〜。本当こんな素晴らしいバンドがあるってだけで嬉しい。見れて良かった。

Monarch!
最後はフランスからの刺客Monarch!。最近は追ってなかったんだけど、結構前によく聴いてた。だいたい1曲20分くらいでSunn o)))を思わせる様なデカい音で引きずり回す様な極悪なドゥームメタルを演奏するバンド。ボーカルがかわいい女の子なのが特徴。
照明を落として左右の赤いライトのみ点灯。ボーカルの機材の横に蝋燭をともす雰囲気のあるステージ。
ささやく様なうめく様なウィスパーボーカルをその場で録音、エフェクトをかけて反復させ、その上にさらに声を重ねていく、こちらも悪夢の様な呪術的なスタイルでスタート。
極端にセットの少ないドラムが腕を振り上げ、力を込めて振り下ろす。ギターとベースが同時にどーーん!!音がデケーー!ドラムの人は本当一撃一撃をとんでもない力で振り下ろすもんだからドラムの音が半端無い。太鼓の達人ですよ。で、一撃と一撃の間がとても長い訳なんだけど、よく聴いていると結構リフがはっきりしている。音源だともっと全体が溶けた様な印象だったけど、ライブで聴くと想像以上にソリッド(音の輪郭はデカ過ぎてぶわぶわだが)かつタイト。「ギイーーーーヤーーー」と落下していく様な絶叫ボーカルもたまらん。なんせ口を開けると歯が震えているのが分かるんだもん。腹にくる低音が疑似吐き気みたいで気持ち悪く、それが大変気持ちよいという背徳的な状況。
ラストはハードコアパンクなカヴァー(だと思うんだけど)で今までの鬱憤をはらす様な速度でもって終了。こちらもすげかった〜。

Coffinsが始まる前に物販でIsoさんが前にギターで参加していたCavoとMonarch!の最新CD(大分前にAmazonでオーダーしたのに全然届かないので当日買うという。)を購入。佐野さんがオマケやで〜といってポスターをつけてくれました。どうもありがとうございました。
すごい楽しかったし、折角だから最後バンドの人に感想言えば良かったな〜。

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