2014年2月2日日曜日

NAILS/TWITCHING TONGUES/PALM/INFERNAL REVULSION 2014 Japan Tour@新宿Antiknock 1/30

Twitching Tonguesというアメリカのハードコアバンドがありまして、私は彼らの1stアルバム「Sleep Therapy」を結構楽しく聴いたものです。
そろそろニューアルバムでも出さんのかいな、とネットで調べてみるとなんととっくに2013年の暮れ頃に2ndアルバムが出てた訳です。そしてなんとアルバム発売にあわせて来日するのでないですか。それに気づいたのが1月の末。慌ててアルバムを注文したけど待てど暮らせず届かず。仕方ないのでアルバム未聴のままライブに足を運ぶことになりました。
場所は新宿Antiknock。Twitching Tonguesの2ndの日本版をリリースした日本のレーベルAlliance TraxがTwitching Tonguesと同じくアメリカのNailsを招聘し、日本からはPalm、Infernal Revulsion、Blindside、Otusというバンドが迎え撃つという布陣。
18時開演でしたが仕事のできない私が会場に着いたのが20時過ぎでなんと目当てのTwitching Tonguesがちょうど始まった頃でした。
Infernal Revulsion、Blindside、Otusは見れず、非常に残念。
やはりハードコア強めのバンドということで会場にはパーカに帽子というがっちりしたハードコアな人たち多めでビビる私。前の方にはモッシュピットが出来ており、メタルとは全く違う腕をこうぐるぐる振り回すアレや、兎に角蹴って回るようなソレが繰り広げられており恐ろしげながらも面白かったです。(後ろの方で見る私。)

まずはお目当てTwitching Tongues
(多分)初来日ということもありお客さんの入りは結構。
ドラム、ベース、ギター2人にボーカルというスタイルで、ボーカルはガッチリに革ジャンを羽織り佇まいが格好いい。痩せぎす坊主のドラムの人が両手を高く上げて叩くスタイルでなんだか微笑ましい感じ。
とはいえ演奏はタイトそのものでがっつんがっつん来るハードコア特有の演奏スタイルがライブだと映える映える。小走りで汗だくの私もすぐに体が動いちゃう気持ちの良さ。このバンドはボーカルが抜群に良くてハードコアの吠えるような歌い方からパンクバンドのようにメロディアスに疾走するスタイル、それになんといってもちょっとグルーミィに歌い上げるスタイルが見事に混合した独特の歌い方なんだけど、生で聴くとこれが格好よかった。どのスタイルにも偏ることなくオリジナリティを確立しているこの手のバンドというのはなかなかないのではなかろうか。
ちゃんと2ndアルバム聴いてから来たかったなーと思ってたのもライブの楽しさで結構どうでも良い感じ。ライブだとフィードバックノイズも多めで良かった。
アンコールを披露して終了。超絶に憂い感マックスの「Preacher Man」(これはitunesでシングル買ってた。)も聴けたし満足だけどもっと見たかった…あと英語わかればなあ、MCもちゃんとわかるのになーー。

続いては日本のPalm。
名前は知っているんだけど聴いたことなかった。
メンバーが出てきてセッティング。音出しからそのままジャムみたいになって、そこから流れるようにライブが開始。走り出てきたボーカルの人が兎に角動く動く。頭を振るのは勿論、ボーカルもすごい気迫!ステージからおりてきてもみくちゃになりながら叫びまくるその姿はなかなかの圧巻であった。
曲はハードコアをベースにいろいろぶち込んだ感じで曲の展開が滅茶苦茶めまぐるしい(それぞれ別の曲だったかもしれないが…)。疾走というか爆走は勿論、急に速度を落としてサザンロックっぽいドゥームフレーズが挿入されたりで面白かった。ギターは一人なんだけど幅が半端無くてたくさんのバリエーションがあるフレーズがぴょんぴょん飛び出してくる。お客さんも結構暴れて要所要所では一緒に歌ったり(叫んだり)で殺伐とした中にもアットホームな感じがあって楽しいライブでした。終始笑顔で叩きまくるドラムの人がなんだか良かった。

トリはアメリカのNails!
4人組だがみんな背が高い。ステージ映えする!ギターボーカルは悪そうなイケメン。ギターはほっそり長髪のどう見てもメロデスやってそうなメタラー。ベースは短い金髪でがっしり、サッカー選手みたい。ドラムは多分だけどTwitching Tonguesのギターだと思う。
ベースの人が上半身裸になってライブスタート!なんだがこれがすげえ。爆音すぎてもはやリフの区別がつかない位。ドスの利いたちょうどボーカルは金切り声とデス声を織り交ぜるようなスタイルで走りまくる。兎に角ノイジーで勢いが半端無い。かと思えば速度をがっくり落として激重い身に丸なリフを繰り返したりする。ここは流行のビートダウンと違ってもっと陰湿な感じで非常に格好よかった。
途中でギターがトラブル。Palmのギターの人も出てきて調整。ボーカルの人は「ちょっとまってね!ポカリうまいね!」となんだか微笑ましい感じ。アンコールをやって終了。すげえ格好よかった。CD買うぞ!!

というわけで結構勢いでもって未知な感じのライブに足を伸ばした訳なんだけど、楽しかったなあ。耳が痛くなるくらいのでかい音というのは気持ちのよいものですね。
半分しか見れなかったのは非常に残念。
ちなみに本日2014年2月2日が渋谷でツアーの最終日です。私は行けないんだけど、兎に角凶暴な音が聴きたいぞ!という人はいって間違いないです。

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