2013年2月3日日曜日

Mournful/Monochrome

ドイツのエモバンドの1stアルバム、2003年(10年前だ!)発表。
バンドは2005年に解散。
内容的にはエモだ。エモい。スクリーモっぽい要素も結構ある。(なんていうか独特のスクリームだ。)
はっきり言って今好んで聞いている音楽とは一線を画す彼らの音楽性なのだが、これにはちょっと事情がある。だいぶ前彼らの「LHC」という曲をネットで耳にした。何の媒体経由だったのか、今はもう思い出せないのだけれど「いい曲だなー」と思いCDを探したところ、バンドは既に解散していてこのCDも廃盤になっており申した。泣く泣くあきらめたのですが、この間amazonのマーケットプレイスで見つけて「なんだよ」とばかりに購入したわけです。
エモなんだけど、何年か前のエモブームの前のバンドなんで、あそこらへんではやったバンドとはちょっと違います。曲によってはちょっと初期Deftonesぽいところもあると思った。ベース、ギター、ドラムどれをとってもこぎれいな印象で、基本的にはそんなに速度のない曲調で哀愁のあるメロディ。ポストロックとまでは言わないが、それっぽいアルペジオがあったり、サビで急に抒情的になったり結構しっかりしております。
なんといってもこのバンドボーカルが特徴的で、ものすごくなよなよしている。裏声というのかわからんが、やたら弱っているのだ。おいおいお前ちょっとナヨナヨしすぎじゃあないか、と。「LHC」でも「疲れたよー」とか泣き言をなよ~っとこう歌い上げるわけで、このナルキッソスめとちょっと笑っちゃうくらいなのだけど、曲全体が何とも丁寧にあざとく作っているため、「むう」といって納得しちゃうわけです。
たまにはこういう音楽もいいですね。

LHCがねえんだなー。

0 件のコメント:

コメントを投稿