2013年1月20日日曜日

Interment/Into the Crypts of Blasphemy

スウェーデンのオールドスクールデスメタルバンドの2010年発表ファーストアルバム。
ファーストアルバムといっても結成はなんと1988年で、(結成当初のバンド名は今のとは異なっていたようだ。)中断をはさみつつも活動を続けていたベテランバンドということらしい。
アルバム名を訳すと「冒涜の地下室へ」という感じだろうか。なんとなくクトゥルーっぽさをかもし出していてよい感じである。
音のほうはいわゆるスウィデッシュ・デスというのだろうか。
ズタズタしたドラムが曲を引っ張って、圧の大きい音の粒が粗いギターが不吉なリフをかなでる。ベースはこれまた音圧が大きく、ブオブオうなるようだ。ボーカルはデス声というよりは、凄みのある吐き出すような感じで迫力満点。
馬鹿っ速さが強調されているわけではないがとにかく重たーい音の密度が濃くてブルドーザーのよう。途中でスピードを落としたりして飽きさせない曲展開。うおお、って思ってると1曲が終わってしまって気持ちいいったらない。
曲頭でホラー調のSEが短く挿入されていたりしてケレン味もあるのだが、B級ということはまったくなく、まじめなデスメタルという印象。
派手さはないが、とてもお勧め。


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