エクストリームブラック。圧倒的なパワーにメロディアスなコーラスというずるさ。とにかく力強く、やっていることはアングラでも卑屈なところがない。熱風に当てられたように高揚する。
The Body+Full of Hell/One Day You Will Ache Like I Ache
ノイズ倍加されたインダストリアルスラッジ。「いつかお前らも俺と同じように苦しむぞ」というタイトルが良い。とにかく良い。じめっとした陰湿なイヤらしさを感じる。タイトルトラックと続く「Fleshworks」は今年一番聴いたかも。
The Dillinger Escape Plan/Dissociation
マスコア暴風雨バンドの最終作。激しい音楽の応酬だが思い入れありすぎてまるで走馬灯のように思い出が巡り巡ってくる彼らなりのグッド・バイ。湿っぽいのはごめんだぜって感じ。ありがとう。
Khmer & Livstid/Khmer & Livstid split
ネオクラスト&ハードコアスプリット。両バンドともハードコアの中に明るい希望というか、暗いトンネルの先に白く光る出口を感じさせる。Khmerはライブを見てとにかく楽しくてびっくりした。こんなライブあるのか!と思ったわけです。
nothing/Tired of Tomorrow
ハードコア経由のシューゲイザー。個人的にはトータルで見ると前作の方が好きかもなんだが、「ACD」とそして何より「Eaten By Worms」がアホほどカッコ良い。暴力的で内省的。妙に明るいから逆に危険な厭世観。
Run the Jewels/Run the Jewels 3
アメリカのオルタネイティブ・ヒップホップの3作目。前作より抑えた音使いでヤバみが上昇。煙たい地下クラブで危険なラップが光りまくる1枚。Zack De La Rochaも参加しているのでメタラーも大手を振って聴けますで!今すぐDL!(テキトーです)
Vatican Shadow/Media in the Service of Terror
無愛想ミニマル。聴いているとまるで自分がデフラグされているような気分になってくるから電子音というやつは好きなんだ。これはその極北みたいな感じ。
UXO/UXO
Today is the Day+Unsaneのノイズロック。頭抜けて暗いわけでも重たいわけでもない、むしろざらついたギターの音がカッコ良いのだが妙に怖い。こいつら何処か正気じゃ無いと感じさせる歪な感じ。異常に歪んだ角度が内包されている。すでに攻撃されている。
裸絵札/Selfish
大阪発低俗テクノヒップホップ。とにかくトラックの出来が格段にレベルアップしている新作。ゴリゴリくるヤンキー的なビートに思わずオタクの私も「オラー」と叫びたくなる。
以下は編集版。
解散済みの京都グラインドバンドのディスコグラフィー。グラインドコアというとんがった故に差異を産みにくいジャンルでこうも感情を込めたバンドがいるだろうか。超高速ブラストビートとギターリフの隙間に激動するエモーションが詰め込まれている。
SWARRRM/20Year chaos
カオティックグラインド20年の歴史。個人的には最新音源との違いが面白かった。ギタリストのkapoさんはライブではステージ降りると優しげな人に見えたが、インタビュー読むと覚悟がすごい。そんな真剣さのみで構成された自伝のようアルバム。
以下は旧譜でよく聴いたもの。
Petar Pan Speedrockはさよならライブに行けばよかったと後悔。
- Banane Metalik/The Gorefather
- Peter Pan Speedrock/Fiftysomesuperhits
- Regis/Manbait
- Slamcoke/Des Flis De Pute
- 細胞彼女/細胞宣戦
相変わらず気になったものをなんでもって感じでバラついた感じに。自分の中ではやはり感情的な音楽が好きだな〜と思っております。
2017年は
- もっと自分の手と耳と目で音楽を探す。(去年も同じこと言ってました!)
- もっと聴く音源の数を増やす。
という感じでどうかひとつよろしくお願いいたします。
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