2013年にA389 Recordingsからリリースされた。
知らないバンドだったけどなんだか評判よいので買ってみた。
なんといってもバンド名が格好いいね、なんか由来があるのかな?
妙に手作り感のあるオカルトなアートワークが独特の味があって不気味すな。
Opiumというのは阿片という意味らしい。うーん、スラッジっぽいね。
うーん、恐い。スラッジメタルってドゥームメタルに比べるとラフで粗野で、端的に言って怖い感じするんだよね。髪の毛も短いよね。(勝手に髪が短いのはハードコアで長いのがメタルだと思ってる。ただスラッジはハードコア由来だと思ってたけど、それは違うって読んだことあるし、どうなんだろ?)
さて肝心のとの方はというとこれはまた黒いスラッジメタルですね。
ボーカルはデス声ではなくてハードコアっぽいシャウトでEyehatetgodのそれにちょっと似通ったところがある。こっちのが低い分ドスが利いているかな。
ギターとベースはひたすら重い、低音を強調した音作りで、煙ったくて埃っぽいデザートなイメージ。そいつらが這うようなリフを奏でまくる。例えばギターソロや高音域を使った飛び道具的な演奏は皆無で、ひたすら遅い。たまに叩き付けるようにガンガンやったりするとそれがべらぼうに格好いい。私の大好きなフィードバックノイズもやりすぎず適度に入っていて良いね。
ドラムは乾いた音でメタルのそれみたいに重くないのが、前述の弦楽器陣と良い対比になっていると思う。中音域で軽いとは言わないのだが、跳ねるように叩くものだから、曲にメリハリがついてだいぶドラムのおかげで聴きやすくなっているところがあると思う。
たまーに疾走するパートが挿入されていたりで良い。
曲が2分台から4分台というのも聴きやすくて良いす。全体的に見ると兎に角不吉な感じなんだけど、不思議とくどくない作りになっているから、最後までうぉ〜〜っという感じで楽しく聴けちゃう。厭世的な抑鬱感を程よく攻撃性に昇華させたような音楽性でもって兎に角攻撃的なんだけど、どこかしら憂鬱な感じがしてとてもすばらしい。ちょっとGazaにも似ている。Gazaは解散しちゃったし、個人的には今後の活動にも期待大です。
というわけでこりゃあ評判が良いのも頷ける出来!
悪〜いスラッジメタルを聴きたかったらこのCDを買えば問題ないと思うよ。オススメ。
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