The Armed/Untitled
やっけっぱちハードコア。怒の感情をストレートにバンドサウンドに乗っけた。簡単に見えて多分今年はこのバンドが一番ピュアに清々しく喧しくここを描ききっていた印象。2曲目のサビ?の歌詞は本当カッコいい。
大阪の和トライバルスラッジ。メンバーチェンジ後の初音源。歌とメロディに特化することで曲が儀式に昇華。喜怒哀楽すべて飲み込んだ壮大な唄で聴いたものを魔境に。
プログレッシブクラスト待望のフル。徹底的な荒廃を描き出し、呆然と立ち尽くしていると妙に暖かい感情がわいてくる。個人的にはついにGazaの向こう側に到達。
地獄が満杯で溢れ出しているのにノイズの悪魔と手を組んだ明らかに「なにもそこまで…」という演出過剰なノイズハードコアの一枚。4曲目は神懸かりの出来。
1曲目を聴いたとたんLammar劇場が。豪華絢爛ヒップホップで次から次にとにかく楽しませてくれる。ところがアートワークも含めて辛辣なメッセージ(1曲目とか本当にすごい)が込められていて緻密さにあぜんとするばかり。
一人ブラックメタラーの復帰2作目。どうしてこんなになるまでほっといたんだ!という色々悪化の一途をたどる悪趣味さ。とうに忘れられた病室でじっくり熟成されたような底意地の悪い黒さ。Viceの動画にも登場してこちらも大変おもしろかった。
日本は相模原のメガトンBボーイの2nd。とにかくポジティブかつあっつい一枚。徐々に盛り上がってくるタイトル曲はヒップホップ知らない私でも聴くたびに胸が熱くなる。2015年一番まっすぐかも。
不惑を超えたのにどす黒い感情に突き動かされ続ける国産ハードコア。焦燥、後悔、不穏な感情を全部ごた混ぜにし、オルタナティブな楽曲に無理矢理詰め込んだ。危うげという言葉がぴったりでばっちりハマった。
クソダブステップという感じで(失礼)歪んだぶっといビートがモッシュコアの様な下品さを持った電子音楽。ノイジーなイントロで幕を開ける7曲目はアホほど聴いた。
旧譜で良く聴いたのが、
解散済みのトーチャースラッジ。ノイズにまみれささくれだった不快な低音を聴いていると怒りにいきり立っていたはずの脳と感情が溶けてくるような感覚になる。特に5曲目は最高。
ハーシュノイズをここまで奇麗に聴きやすくできるものなのかと感動。タイトル曲は屈指の美しさで別に奇を衒っている訳でも何でもなく不思議に切なくなんだか浄化される気分。
見返してみると国産が多いかな?ネットで日本の音楽がつまらなくなったとか言っている人を見るけど一回も分かった事が無い。
国内外通じて今年も沢山の素晴らしい音楽に出会えました。作り手の皆様、レーベルの皆様、ディストロの皆様ありがとうございました。それからSNSなどでオススメを共有してくれる皆様にも感謝。もうほぼ人のオススメ聴いているだけになってしまった様な気もする。来年も引き続きだが、ライブにはもっと沢山行きたいと思っております。
今年もつたないブログにおつきあいいただきありがとうございます。
良いお年を。
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